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2013-03-04
意外と奥が深い、ピザの食品サンプルづくり
いきなりですが、ここ札幌工場から見える手稲山です。
この山が曇って見えなくなると、雪が降ります。
札幌の雪の積雪量が13年ぶりに130センチを超えたそうです。(ビックリです)
さて今回は、ピザの食品サンプルの工程を少しご紹介しましょう。
これはなんでしょう?
ミックスピザの中に入る海老です。
食品サンプルは樹脂で成型するときに、食材の地の色で形をとり、薄い色から濃い色へと塗り重ねていきます。
そうすることにより、ぐっと奥行き感が出てリアルな質感を再現することができるのです。
海老は身が白いのでこの色で成型し、赤い色を重ねていきます。
これから、着色しておいしそうなエビに変身させていきます。
海老の着色にはこのエアブラシを使います。
このエアブラシは空気と塗料の噴出量をうまく調節しなければならず、細い線を出すのに指の力加減が非常に難しいです。
一日中、着色していると、指がつる時があります。(笑)
こちらがエアーブラシで吹き終わった海老。
手際よく、リアルに着色するには、熟練の技がいります。
ピザ生地に、その他のオニオン、ピーマンの具材を乗せてチーズをかけて加熱すれば・・・
このとおり、まるで本物のピザです。
ん?ちょつと待って・・・何か忘れているぞ~。
そう、焼き色を付け忘れていました。
最後に焼き色をエアブラシ吹きつけて完成です。
この焼色、自然な風合いを出すのがけっこう難しい!
普段から本物のピザをよく観察して、どういうところに焼き色がつくのかをしっかり把握していないとうまく着色できません。
経験をつめば、何も見ずにもこのようなリアルな焼色が再現できるようになります。
盛り付けも着色もひとつひとつ微妙に違うところも、手作りの食品サンプルならではの魅力です。
ぜひ店頭でいろいろ見比べてみてください!