Posted:2017年10月05日 | カテゴリー:スタッフ
すっかり秋を感じさせる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
元祖食品サンプル屋テクニカルデレクターの山下です。
秋と言えば食欲、そして芸術の秋。
食と芸術が同時に楽しめる「食品サンプル製作体験」。
ということで、9月22日(土)~25日(月)の3日間、合羽橋店で開催されたスペシャルデーでは、秋らしいメニューの「たい焼き&焼きいも」を皆さんと一緒に製作しました。
今回もいつものようにダイジェストでご紹介します。
最初の工程ではまず、たい焼きのシリコン型に表面の焼き目の色の蝋をまんべんなく薄くひと皮張ります。
その上にたい焼きの表面にあんこが透けた状態を表現するために、あんこの色の蝋を塗ります。
次にたい焼きの生地の色をお湯の中に流し入れて練り、焼き目とあんこの色を入れたたい焼きの型に押し込みます。
お水で冷やし再度お湯の中に入れて型からゆっくり外します。
この工程を両面分2回行い、二つを合わせて1つのたい焼きが完成です。
この段階ではたい焼きはまだやわらかく、テーブルに置くと下の面がつぶれて平らになってしまうため水を入れたボールに浮かせておきます。
かわいいですねー。
まるでたい焼きが泳いでいるみたいです。(笑)
(毎日、毎日~♪とあの曲が頭をよぎります)
実際に食品サンプルのたい焼きは現在でも同じ製法(材料は蝋ではなくビニール)で製作しています。
今回はたい焼きをもう一つ、二つに割って中のあんこを見せた状態のものを製作しました。
まずはあんこづくりから。
事前にシリコーン型に入れておいたあずきを型から1粒ずつ外し、バリを切りおとします。
煮崩れしたあずきも表現したいのでいくつかはハサミで細かくカットします。
皆さんあずきの粒のリアルさに驚かれているようでした。
最初につくったたい焼きと同様に、たい焼き型を使って片面ずつつくっていきます。
ここまでは同じですが、今度はたい焼きの中にあんこを入れていきます。
お湯の中にあんこ色を流しカットしたあずきを一緒に入れて練っていきます。
たい焼きのおなかに練ったあんこを詰めてはさみ、蝋で接着します。
お腹パンパンでギッシリあんこが入ったたい焼きの完成です。
さてここかららが今回の体験の第1回目のハイライト。
まだ本物のように温かくて柔らかいたい焼きのふっくらしたお腹をちぎって見ると~・・・
なんとっ!・・・見てくださいこのリアルな断面。
残りのあずきをあんこを断面に差し込んで見え隠れさせてあんこの質感を出します。
断面のまわりについたあんこや生地の気泡を表現(竹串で表現します)して仕上げ、完成です!
次は焼きいもです。
今回のスペシャルデーのもう一つの主役、焼きいも。
蝋ならではの工程で焼きいものリアルな質感を出していきます。
焼き芋の色の蝋を多めにお湯の中に流し込み、流した蝋を軽く練りお好みの大きさと形をつくります。
様々な大きさや形のさつまいもがあり、見ている方も楽しかったです。
次に、焼きいもの皮の色を水面に薄く広げ、練ったいもを皮で包んでいきます。
皮でいもをしつかり包んだら、筆で焦げ目を着色していきます。
筆で塗ることにより表面のカサカサ感や微妙に変化のある色合いが表現できます。
蝋のすばらしい性質です。
そしてやって来ました、今回のスペシャルデーの第2回目のハイライト!
焼き芋をちぎって割ってみると・・・
これはこれは(笑)
いやーこれはホント何とも言えないですね~。
焼きいもその物です。
形を整えて皮がめくれた部分の表現や焼きいものホクホク感を竹串で表現したら焼き芋の完成です!
雰囲気を出すために、たい焼きは袋に入れ、焼き芋はアルミホイルで包みます。
以上、9月のスペシャルデーのご紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
合羽橋店のスペシャルデーは実施の2ヵ月くらい前に元祖食品サンプル屋の公式サイトの製作体験のページでメニューを公開し、予約開始日が発表されます。
予約開始日には予約受付の電話がつながりにくく、お客様には大変ご不便をおかけし、まことに申し訳なく思っております。
なるべく多くの皆様に体験をしていただきたいと思いますので、もしご都合がつかなくなったりしてキャンセルになった場合は早目のご連絡をいただけますと幸いです。
最後になりますが・・・
いや~っ、食品サンプル製作体験って本当に素晴らしいですね~。
ではまたお会いしましょう。