Posted:2016年11月21日 | カテゴリー:スタッフ
みなさんこんにちは、本部スタッフの今野です。
先日、新しく入社した店舗スタッフに向けた工場研修に同行してきました。
過去にもこのブログで工場研修の様子をご紹介したことがありましたが、内容が毎度ブラッシュアップされていて、今回は販売している商品の製作工程を取り入れるとのこと。
製作現場を見られる機会は限られているため、私もお邪魔させてもらうことになりました。
題材となった商品がこちら。
「チョコチップクッキー」のキーリングです。
以前リニューアルを行い、片面仕様(裏がツルツル)だったのが裏にも面がついて両面仕様になりました。
ざくざく感がとてもリアルなんです。
写真はオーブンで加熱したビニール樹脂をシリコーン型からはずした直後です。
着色をする前の状態なのでチョコチップの部分も生地と同じ色をしています。
ここまでの工程はなんとなく想像がついていたのですが、このあとに発見が、、、。
よくよく見ると、小さな気泡があることに気が付きます。
このくらいは大丈夫なのでは?と思いきや、気泡が入ってしまうことで製品としてNGと判断されてしまうことも多いと言います。
機械を使って気泡を飛ばす手段などもありますが、今回の題材であるチョコチップクッキーの場合には、
生地と同じ色の樹脂で埋める(!)
(お手本を見せているのはブログでもおなじみ、テクニカルディレクターの山下さん。)
竹串の先を使って気泡を消していきます。
「どれが気泡ですか??」とスタッフ。
よく見ないと見落としてしまいそうなくらい細かい作業です、、、。
気泡の処理が終わったら全体とチョコチップに色を塗っていきます。
こちらは全体に吹き付けをした状態。
チョコチップの部分に筆で色を塗っていきます。
塗る場所を間違えないように集中、、、。
余談ですが、今回研修を受けたのはテレビや雑誌などで取り上げていただくことも多い合羽橋店のスタッフたち。
取材対応に慣れていることもあってか、撮影しやすいように絶妙なアングルをくれることもしばしばでした(笑)
以上の工程を経て、金具を取り付ければ出来上がりです。工程は全部で7つ、1枚のクッキーにこんなに手間がかかっているとは、、、。
あらためて「手づくり」のすごさを実感する機会となりました。
今回のチョコチップクッキーをはじめ、販売しているひとつひとつの商品に作り手の思いやストーリーがあることが誇りです。
お店へいらした際はぜひお手に取って、お好みの仕上がりのものを探してみてくださいね。
全部のストックから選びたい!というのも大歓迎です(笑)
皆様のご来店を心よりお待ちしております(^^)