Posted:2015年12月05日 | カテゴリー:スタッフ
皆さんこんにちは。テクニカルディレクターの山下です。
早いもので2015年も残すところ1ヶ月を切りました。
寒さも一段と増してきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、前回のブログで、スペシャルデーのメニュー開発の裏側をご紹介しましたが、今回も少しだけ12月のスペシャルデーのロールプレイングの様子をご紹介いたします。
2年前のオープン当初から12月のスペシャルデーは年越しそばを皆さんと一緒に製作してきましたが、今年の12月のスペシャルデーはクリスマスにちなんでローストチキンを製作します。
それでは工程を見てみましょう。
まずはガロニ(付け合わせ)から。
最初にアスパラガスをつくります。
アスパラガスの型にアスパラガス色の蝋を流し入れて冷えて固まるまで待ちます。
固まったらゆっくり型から丁寧にはずしていきます。
アスパラガスは細い物なので折れないように気をつけます。
これはアスパラガスの先端に着色をしているところです。
アスパラガスの独特の紫色を先端に着色していきます。
新鮮なアスパラガスの完成です(食べられませんが・・・)
こちらはじゃがいもと人参のシリコン型に固まりかけた蝋を練ったものを押し込んでいるところです。
押し込み型から抜くとホクホクとしたじゃがいもと人参が完成します。
パプリカは赤と黄の2種類を作ります。
他のガロニと同様に型で成形していきます。
パプリカは成形後に熱した包丁でスライスします。
さて、いよいよクリスマスでおなじみのローストチキンの製作です。
ローストチキンは鶏肉の色の蝋を型の内側に薄く一皮はります。
その後、湯の中で練った蝋を、その型に押し込んで成形し、水で冷やして固まったらチキンを型からはずします。
次は皮の部分に着色を施します。この作業でローストチキンの美味しそうな部分がだんだん見えてきます。
最後にローストチキンの皮の部分に焼き色をつけていきます。
焼き色がつくと本当美味しそうです。
不覚にも作っている自分もお腹が空いてきました。(笑)
こちらは、デザートのクグロフです。
クグロフの作り方は当日までのお楽しみということで。
今回ご紹介した、型に一皮蝋をはってから練った蝋を押し込んで成形する作業は、スペシャルデーではおなじみの工程となってきました。
最初はかたちのない溶けた蝋が、最後にうまく型から外れたときの感動は毎度新鮮です。
完璧な形で綺麗に型から抜けるときもありますが、、一部が少し削れてしまっている場合もあります。
その方がかえってリアルで本物に近く見えるときがあるのがおもしろいです。
製品のひとつひとつ、全て顔が違うのは手作りならではの楽しさだと思います。
今回のスペシャルデーは12/11(金)、12(土)の2日間の開催です。
両日とも皆さんに存分に楽しんでいただけるよう万全の準備をしてのぞみたいと思います。
スタッフ一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。