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2017-02-24
スペシャルデー ダイジェスト ~2月「シャルロットケーキ&ホットチョコレート」~
皆さんこんにちは、テクニカルディレクターの山下です。
まだまだ寒さ厳しいですが皆さんおかわりありませんか?
今回も2月11日(土)、12日(日)に合羽橋店で開催されたスペシャルデーの様子をダイジェストでご紹介していきたいと思います。
前日の夜には雪もちらつきましたが開催日2日間は晴天に恵まれてホッとしました。
今回のスペシャルデーのメニューは「シャルロットケーキ&ホットチョコレート」。
なんと今回のスタッフのなかには現役のパテシエも登場。
いつものスペシャルデーより一層特別感があった気がします。
さて、それでは体験の内容を見ていきましょう。
最初はパーツの成型です。
成型するパーツはブルーベリー8個、ラズベリー8個、ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール(フィンガークッキー)をつなげたシート2枚です。
この成型作業も皆さんだんだんと手がなれてきたように見えます。
ご存じかと思いますが、食品サンプルのパーツの色作りは知識と経験が必要な作業です。
(食品サンプル職人になると、まずこの「色づくり」をたたきこまれます!)
単色では出ないので何色もの絵の具を混ぜて実際の食品の色に近づけます。
ブルーベリーだけでも3色入ってるんですよ。
次の工程はイチゴの製作。
イチゴの外側と内側の2色の蝋をつかいながらシリコーン型を使って成形していきます。
デコレーションを意識してもらいながらお好みの大きさでカットしていただきます。
カットした色がイチゴの中身の色をしているのでより本物みたいです。
この作り方はスイーツメニューの体験ではお馴染の工程となりましたが、とても好評でいつも「本物みたい!」と驚きの声が上がります。
次はイチゴのババロアでできたケーキの土台づくりです。
この工程でもケーキ型のシリコーン型を使用します。
ババロアの色の蝋をシリコーン型の中に薄く一皮はり、その中にお湯の中で練って固めた蝋を押し込んで成形していきます。
最初に一皮はることによって表面の面をきれいに仕上げることができます。
型から土台をきれいに抜き取るために事前に型の底にあけておいた穴にニードル(針)を射し、空気を入れて型から土台を抜きだしていきます。(どこかで見たことのあるプリンのよう?)
これでイチゴババロアの土台の完成です。
そしてこちらはホワイトチョコのプレートづくりです。
ホワイトチョコ色の蝋を伸ばし、ニードルで好きな絵柄にくり抜きます。
ここからは盛り付けの作業です。
ビスキュイのシートを曲げやすくするために適度に温め、イチゴのバアバロアの土台の周りに合わせながら形を整えていきます。
ババロアの色の蝋でビスキュイを接着し、筆を使いビスキュイの外側に砂糖色の蝋を着色します。
シャルロットケーキの土台の完成です。
今回はバレンタインデー直前ということもありホットチョコレートもメニューに加えました。
製作工程をチョコっと紹介しますね。
チョコ色の板状の蝋を包丁で削ります。
意外にもこの工程もお客様に喜んでいただきました。
ティーカップの中に蝋でできたホイップをスプーン1杯落とし、チョコドリンクのゼラチンを流します。
削ったチョコの蝋を振りかけます。
蝋のホイップの部分はこのままだとチョコの蝋が接着されないので、バーナーで軽くホイップを炙って解けた部分にたチョコを落としていきます。
ホットチョコレートの完成です。
温まりそうですね~
ここからは、いよいよ仕上げ作業です。
ケーキのババロアの部分にゼラチンのイチゴソースを塗り、最初に成形したベリー3種をお好みでバランスを見ながら盛り付けていきます。
最後にとろみのあるイチゴのゼラチンを流しこみ、筆で塗り伸ばして完成です。
ダイジェストで見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
参加していただいているお客様の楽しそうな顔や真剣なまなざしを見ていると毎回とてもうれしくなります。
大変ご好評いただいているスペシャルデーですが、その分予約も大変とりずらく、また、予約日当日は電話がかかりづらい状況となり、お客様には大変ご迷惑をおかけしております。
今後も魅力あるメニューをご提供して行きたいと思いますのでスぺシャルデーをよろしくお願いいたします。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
最後に・・・
いや~食品サンプルって、本当に素晴らしいですね~