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2012-06-29
あこがれのマンガ肉 その②
皆様こんにちは(^^) 少しご無沙汰してしまいました、シーモです。
最近は東京の方でも段々と蒸し暑い日が多くなってきました。
食品サンプルにとって湿気は大敵!実は梅雨が一番製作に神経をつかう季節でもあるんですよ。
ですがジメジメを通り過ぎたらいよいよ夏本番ですね!
過ぎ去る春を惜しみつつ、来たるべく夏に思いをはせて今から目一杯楽しむ準備をしていきましょう!(^^)
節電も忘れずに!
さて、今回は以前少しだけご紹介したマンガ肉の続きになります。
前回お見せできなかった部分をちょこっとお見せしちゃいましょう!
マンガ肉にとって屋台骨のような大切な存在とは、そう骨です!
お肉も大事ですがそれを引き立てる骨なくしては魅力は半減です。
もちろん骨なしで素敵なお肉たちもたくさんいますが、ことマンガ肉においては骨は譲れません!
それではそんな骨が出来上がるまでを順に追っていきましょう。
まずは着色前の下地の色のみの骨です。
これに色を重ねていきます。
骨の血合いに部分です。これがあるのとないのでは印象が変わってきます。
骨のでこぼこを強調させるように陰影をつけたら本体の着色は終了です。
肉を焼くのは直火!
なら骨も焼き色がつくだろうと焦げた部分を筆でつけていきます。
これで骨、完成です!!
ここで別に製作していたお肉と合体していよいよマンガ肉の出来上がりです。
合体!!
骨がつくと思わず掴みたくなってしまいますね。
実は大きさは30cm程でした。片手でガブリといけるサイズです。
断面図はこのようになっています。ちょっと生々しいですね(^^;)
このお肉が食べられていた時代は中までじっくり火を通すことは難しいはず!
ということで外はこんがり中は半生ジューシーな仕上がりになりました。
さて、2回にわたってお送りしたマンガ肉、いかがでしたでしょうか。
今回私にとって思い入れの強いものでしたので、あこがれのマンガ肉というタイトルをつけさせて頂きました。楽しんで頂けたのなら幸いです。
ないものを再現できる、それがリアルだったならもっとすごい!これも食品サンプルの魅力のひとつではないでしょうか。
今後も食品サンプルの楽しさを伝えていけたらなと思います。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
ちなみにマンガ肉は合羽橋ショールーム店にアイキャッチとして飾ってありますので、ご興味のある方はぜひどうぞ!